●ホーカーズセンター
ラッフルズホテルを見物した後は、地下鉄に乗ってオーチャードロードの中心部まで行きました。
そして昔よく訪れたショッピングモールなどを散策しました。
モールの奥にはホーカーズセンターという屋台の集合体があって、当時は熱気のこもる半屋外でふうふう
いいながらご飯を食べていました。そのホーカーズも今では立派なビルに立て替えられ、
ぬるめでしたがエアコンもかかっていました。
リトルインディア入口のズージャオセンターにあるホーカーズ(ここはエアコンなし)の
行列のできるビリヤーニ(ピラフ)の店
手前は中国系、その隣のテーブルのオレンジのジルバブ(かぶりもの)のオバサンはマレー系、
並んでいるのはインド系と、まさに人種のるつぼ状態。
B級グルメといってもあなどれないホーカーズで一番良く食べていたのはチキンライスです。
なので久々に食べようと注文しましたが言い間違えてしまい、出てきたのはレモンチキンライスという
チキンカツに甘酸っぱいレモンソースをからめたもので、以前によく食べていた蒸したチキンのもので
はありませんでした。しかし、衣の中の鶏肉、鶏ガラで炊いたライス、スープ、そしてチリソースは
昔のままでした。あっさり味の鶏肉にニンニクのきいたチリソースをからめて口に入れ、次はパサパサ
したライスを香菜とともにかきこむと口の中からじわっと昔の記憶がよみがえってくるようでした。
値段は当時のS$2.5からS$3.5になりましたが、それでも\228だから納得です。
左:レモンチキンライス、 右:アイスカチャン
もう一丁ということで今度は麺類からフィシュボールミーを注文しました。
しかしこれは太めの麺が粉っぽい感じがしてイケませんでした。
それでちょっとノリが悪くなってしまったのでデザートは迷ったのですが注文しませんでした。
しかし、今となってはアイスカチャンでもタピオカでもマンゴプリンでもおいしいし日本では
ありえない低価格なので食べておけばよかったと少し後悔しています。
オーチャードロード沿いは普通の様相でしたが、観光客向けの店は元気が無かったです。
オーチャードポイントなどしか行かなかったのですが、空きテナントやシャッターを閉めている店も
けっこうありました。「歩き方」に載っている店もシャッターを下ろしていましたので
SARS騒動からの日本人観光客の減少は相当なダメージのようですが、ホーカーズはたくさんの
シンガポール人たちでにぎわっています。
日本人観光客向けの、ニュートンサーカスを除いて。
(つづく)
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